そいつぁつらいぜ

ドイツ駐在中の化学系社会人が興味のままに語ります。自然科学一般、格闘技、スポーツ、漫画を中心にお話しいたします。語学学習経験を綴った分室はこちら→http://hosoda-english.hatenablog.com/

デジタル?アナログ? 使い分け ノート術の話に付け加えて

先日のノート術の話に付け加え的なエントリーです。

 

・やれることだけやる!!整理ができない男のためのノート術 - そいつぁつらいぜ

 

ブクマのコメントを眺めていると、デジタルかアナログか?といった内容がちらほら見えました。

まず誤解を恐れず言うと、僕はすべてをノートにまとめているわけではありません。デジタルデータはデジタルデータの良さがあり、アナログにはアナログの長所があるからです。

このあたりの考え方は個人差がありますし、どちらを使え、どちらを使うなというのは間違いだと思っています。

 

皆さんそうだと思いますが、僕は両方使っています。

個人的な使い分けとしては、主にデジタルは淡々としたデータの蓄積に、アナログ(ノート)はデータの有機的な結合を意図したアイデア出しや、それらの出典を明記するメモとして使うことにしています。

 

このエントリーでは、なぜ僕がアイデア出しやメモにデジタルツールを使っていないのかを説明します。

決してデジタルはダメだと言っているわけではないので誤解のなきようお願いしますね。

 

 

機動性が足りない

デジタルメモツールはぱぱっとメモできないというのが第一印象。加えて、個人的には字が大きく、見づらくなってしまいます。

まあ慣れなのかもしれませんが個人の感覚。

 

全体が見渡しづらい

それから、何枚も書いたメモをぱらぱらっと通して見ることができないことが大きいです。メモや記録を通じて僕が求めているのは「思考の整理」と「アイデア出し」です。これらを果たすためには、一見関係なさそうな情報を短時間に見渡せるような一覧性が重要です。これが一番デジタルツールに欠けていることだと思います。

 

個人持ちデジタルツールの使用が認められない社会が多い

3点目。特に会社では、個人のデジタルツールにデータを移動させることが禁止されていることが多いです。この壁が分厚い。

さらに、iPadのようなタブレットを仕事に用いることに抵抗を感じる人も未だに多く、仕事目的で使っていてもそう受け取られないことが多いように思います。

論文、社内報……いろんなものが紙からデータに移行されています。デジタルツールが今後さらに発展していけばこの価値観はどんどん変わってくるんでしょう。

 

余談ですが、僕が中学生の頃は一家にパソコンが一台あるかないかだったんですが、15年程度でここまで変化したことは素直に驚き。文化や生活の変化ってすごい。

 

あくまで、机上の情報や思考の整理のためにノートを使う

紙のメモの強みは「機動性」「一覧性」の二点にあると考えています。逆に、この二点が劇的に改善されるツールが見つかれば、紙派の人たちも満足するのではないかなーと。

 

そして最後にもう一度。僕のノートはメモや思考整理のためのツールです。

データの蓄積はPCの方が向いています。実際、論文なんかはwebでダウンロードしたらそのままPCに保管しておけばいいわけですし、すべての論文をノートに貼り付けているわけではありません。重要なのは、蓄積したデータの存在やそれに対する自分の感想などを見やすい場所に集めておくことだと思うんです。

「何のためにノートを使うか」をちゃんと考えておけば、このあたりの使い分けに迷うことはないのかなと思います。

 

それではまた!